感受性による音痴の対策

 

感受性による音痴とは音痴の症状のもう一つのタイプですが、これは本人が正しい音程や音階を聞き取れていない場合の音痴です。このタイプ症状は、本人は音程がずれていることを自覚していないわけですから、矯正するのが運動性による音痴よりも難しくなります。

 

スクールなどでは正しい音階を何度も聞かせるなどの訓練法が主に行われますが、このケースでも、実際は正しい音階を聞く経験が少なかったことが原因であることも多く、しっかり練習すれば音痴は改善されます。

 

まずは正しく音程を取る練習から始めることになりますが、方法は簡単で、ピアノ(オルガン)の音を鳴らしてその音を歌えばいいのです。オルガンよりはピアノが良く、それは直接骨に音の振動が伝わるからで、耳よりも確実に音を掴むことができます。

 

一音ずつ確認しながら歌い、それを繰り返す事でだんだん音程が身につきます。次にドレミファソラシドとメロディ音を鳴らし、それを反復して歌って下さい。これを録音して聞き比べると、音がはずれているのも自覚できますから、あわてずじっくりと繰り返して練習すればかならず上達するはずです。

 

これで慣れてくれば単純なメロディの歌を聴いて歌うことにステップを進めてください。